高校生向け図書ワークショップ(主催:子ども教育事業部会・図書WG、共催:日本大学理工学部建築学科)

11月18日(金)に「高校生向け図書ワークショップ」(主催:子ども教育事業部会・図書WG、共催:日本大学理工学部建築学科)を日本大学理工学部船橋キャンパス内の図書館にて実施しました。

これまで当部会では小学生や中学生を対象としたたくさんの建築教育ワークショップを企画・運営してきましたが、高校生向けのプログラム開発にはなかなか取り組むことができていませんでした。

そこで、大学で建築学科に進学する予定の高校3年生を対象に、大学で専門教育(建築)を受講する前に身近な空間で建築計画を考える機会とすることを目的として、本ワークショップを企画しました。
ワークショップの会場を図書館に設定して、図書館の利用者が施設内で空間を選択する要因には、どのような要素が影響するのか、手元に持つ本の種類を変えながら居心地の良い場所を探すことで、本との関わりにおける空間選択と建築計画との関係性をワークショップによって感じてもらいました。

当日は「図書館探検」、「居心地の良い空間探し」、「図書Aと関わる空間探し」、「図書Bと関わる空間探し」と活動を進めることで、ユーザー目線で図書館内の空間を体験してもらいました。
また、ワークショップで考えたことや感じたことを各生徒から発表してもらうことで、自身の感覚を言葉で表現・発信することも経験してもらいました。

今後も小学生・中学生向けワークショップだけでなく、高校生向けのワークショップも開発・実践していくことで、大学での専門教育へと段階的に知識や経験を積み重ねていくことができるプロセスを構築できることを期待します。